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メディアプロジェクト「攻殻機動隊 M.M.A. – Messed Mesh Ambitions_」がスタート。第1回目のテーマは「東洋的|The East」
原作誕生から30余年──《攻殻機動隊》シリーズが提示してきた数多くの先駆的な「問い」を積極的に継承しながら、現代社会が抱える様々な主題について思索・議論するためのメディアプロジェクト「攻殻機動隊 M.M.A. – Messed Mesh Ambitions_」。毎回、ユニークな知見と専門性を有する国内外のパートナーたちと協働しながら、豊穣な作品世界と複雑に肥大し続ける情報社会との有機的な相互作用を促進し、アクチュアルな創造空間の形成を目指す。
第1回の特集は、「東洋的|The East」。監修を務めるのは、2021年に『攻殻機動隊論』(作品社)を上梓した批評家・藤田直哉。
主人公・草薙素子と人形使いの融合、それによって変容する身体。原作漫画および映画版第一作で描かれた、生命・情報・技術が高次に溶け合った社会の必然的な産物としての素子の姿は、その後続く《攻殻機動隊》シリーズのもっとも重要な主題のひとつを象徴している。本特集では、西洋由来の人工知能(AI)を中心とする新しいテクノロジーが、いかにして私たちの身体と社会に影響をもたらすのか、反対に、文化や環境がどのように技術を変質させるのか、それらの問題系に「東洋的」な想像力を衝突させることで揺さぶりをかけようと企むものである。
「攻殻機動隊 M.M.A. – Messed Mesh Ambitions_」の特集#01「東洋的|The East」はこちら。
図版_八木幣二郎[Heijiro Yagi]